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3月の和菓子
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「胡蝶」(こちょう)
3月は雪国新潟の人達にとって待ちに待った春の月になります。
梅の花も咲き始め、雛人形巡りも始まり、 山間部では菜の花畑も見られるようになります。
このお菓子は黄色のういろう皮をたたみ 薄紅色にぼかしをつけて蝶に見立てたお菓子で 中に黄身餡を忍ばせてあります。
のどかな春の日に菜の花と戯れる蝶の姿を表現しました。
*「胡蝶」は荘子の「胡蝶の夢」にもあるように 人の一生の儚さを意味することもあり追悼のお菓子としても使われる場合がございます。
その場合はごく薄い黄色か白になります。
和菓子•文/美豆伎庵 金巻屋
HPはコチラ kanemakiya-mizukian.com
撮影/朝妻一洋・小池エリ(クリエイティブ コム)