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長岡産野菜茶/有限会社田中清助商店【長岡市】

有限会社田中清助商店


直江兼継ゆかりの地で、ベートーベンの第9と同じ年に誕生

 

新潟県長岡市与板地区は、直江兼続が城主だった歴史あるまちです。「愛」の文字を兜(かぶと)に掲げた武将として、記憶にある人も多いのでは。そんなまちの商店街に田中清助商店はあります。こちらも創業が1824年(文政7年)という老舗のお茶屋さん。ちなみにこの年は、ベートーベンの『交響曲第9番』が発表された年と同じそうです。

 

有限会社田中清助商店
8代目となる洋介さん。この商店街で生まれ、雁木(がんぎ)の下を遊び場に育ってきました。
いつもは、店内の事務所で一服されているそう。やはりお茶屋さんは淹れる手つきがかっこいい!
いつもは、店内の事務所で一服されているそう。やはりお茶屋さんは淹れる手つきがかっこいい!

地元が大好きすぎてUターン、ワークライフバランスも改善

 

洋介さんはエンジニアとして東京の企業でバリッバリに働いた後にUターン。地元大好き人間だったので「地元のために何かしたい」という思いがありました。また、東京時代は仕事柄、残業や休日出勤も当たり前という仕事中心の生活。ワークライフバランスもUターンによって改善したことから、子育てが存分にできる環境が整いました。

 

有限会社田中清助商店
田中さんは与板まつりや長岡まつりが大好き。自身も参加しています。
有限会社田中清助商店
地域のみなさんと月に一回ゴミ拾い活動もしています。

お茶×ベジタブル…、老舗茶舗の新発想

 

その後、末っ子なのに家業のお茶屋を継いで、元同僚だった奥さんの庸子さんとともに『長岡産野菜茶』を開発しました。野菜をお茶と同じ製法で焙じるという、今までにない発想です。

 

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『長岡産野菜茶』は、まさに子育てっ茶

 

洋介さんも庸子さんも3人のきょうだいで、やっぱりこちらも3人。そのお子さんたちを自分たちのお茶で育ててきました。最近では子どもの水分補給に水やお茶を推進する行政が増えています。しかし、水だけではたくさん飲めず、やはりフレーバーがある方がゴクゴクと飲みやすい。『長岡産野菜茶』はまさに水分補給にぴったりで、近隣のパパママが買い求めに来るそうです。忙しくても簡単に作れるように、夏場は水出し用も販売しています。

 

有限会社田中清助商店
レギュラーの『大口れんこん茶』『与板だいず茶』『三島かぼちゃ茶』『越路にんじん茶』『小国ヤーコン茶』の他、水出し限定の「山古志かぐら南蛮茶」と「巾着なす茶」があります。

「お茶を気軽に、お茶で豊かに」をモットーに

 

夫婦で子育て、お茶育てをしている田中さん夫妻。お店を飛び出して、お茶の豊かさを伝える「お茶カー」も作ってしまいました。いろんなお茶メニューの他、庸子さん手づくりのお茶プリンなど絶品スイーツも登場します。ぜひ、お店だけでなく「お茶カー」の出店情報もチェックしてくださいね。

 

有限会社田中清助商店
イベントでは行列ができる、おいしくて楽しい「お茶カー」。 

 

撮影/朝妻一洋・小池エリ(クリエイティブ コム)

DATA

有限会社田中清助商店

 

住所/長岡市与板町与板423

電話/0258-72-2004

HP/r.goope.jp/sr-15-154031s0048

FB/https://www.facebook.com/tanakaseisukeshouten/

ネットショップ/tanakaen.stores.jp

YouTube田中清助商店『親子茶屋』/www.ochafes.com/youtubertanaka201215/

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